人間の性格や心理、本音は何気ない仕草やクセ、言動、ちょっとした表情、モノの好み、趣味嗜好、あるいは言葉遣いなどで分かるものです

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職場で体に触れたがる上司は自己本位





政治家は選挙期間中、頭を下げながらやたらと握手を求めてくることがありますが、ほとんど場合、政治家が有無を言わせずスキントップを取っています。

あるいは職場では、上司が親しげに後ろから肩をもみながら、「元気にやっているか、仕事は順調に行っているか」などとあいさつ代わりにスキンシップを求めてくるケースがあったりしますね。

これもパーソナル・スペースに関わってきますが、それほど親しくない上司から肩をもまれたら、「気持ちがいい」などというものではなく、逆に気分が悪くなるものです。

これは、他人の精神的領域と物理的領域に、挨拶もなしにいきなり土足で踏み込んできたようなものです。


もし、女性の場合だと、セクハラで訴えられても文句が言えないケースでもあります。

体に触れている上司のほうは、「少しでも部下の気持ちを知りたい」「部下に好感を持ってもらいたい」「いつでも相談相手になってあげたい」という気持ちで、スキンシップを図ろうとしているのです。

要は、上司のほうは、部下の気持ちを理解しようとせず、自分の気持ちだけを優先してスキンシップを図ろうとしているもので、自分勝手な人であることは間違いないでしょう。

こういう行動が取れるのも、もともと自分のほうが職位が上だと自覚しており、部下の了解など必要ないと考えています。

いかにも親しげに近づいてはいますが、ちょっとでも拒否するようなしぐさをすると、いきなり高圧的な態度になって豹変する可能性があるのです。


もし、こういう上司があなたの前に現れたり、あるいは新しく赴任したりしてきますと、扱いには注意が必要です。取引先の担当者がこういうタイプでも大変です。

相手が肩をもんできたりしたときに、少しでもイヤな顔をすると、「コイツはオレの言うことを聞かないヤツだ」と判断して、じわじわといじめにかかってくることがあります。

このタイプは、調子のいい時と悪いときの振幅の差が大きく、自分の気に入らぬことがあると烈火のごとく怒り出すこともあります。

女性なら、セクハラに近いものがあるので、「やめてください」で済むかもしれませんが、同性の部下の場合には、セクハラとは言えず、そうかといってパワハラでもなく、対応が難しいのが現実です。




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